老朽化→建て替え問題

今朝の「日曜報道」の番組は身に沁みた。
マンション老朽化問題と住民の高齢化。

築50年を超えた住宅に現在住んでおりますが、今年建て替えが決定。
大規模補修で建物寿命を延ばすか、建て替えか。
今年建て替えという結論が出るまで、検討に入ってから十年以上かかったもんねぇ。

幸いなことに管理組合が結構しっかりしていて、
点検や補修、管理を丁寧に行っていたので、建物的にはまだ問題はありません。
しかしながら何せ昭和の建物。
外から見えない部分（ガス管とか）はやはりこれから不具合が出てくるでしょう。

決まってからもまた問題。
子どものいない所有者が亡くなってその相続人を調べれば25名以上とか。
それを追って手続きまでにこぎ着けるまでがまた大変。

ローンも子育ても終わり、のんびり余生をと思っていた高齢者には
新たな費用負担は無理と手放す人も出て、
何だかなぁ。何のための建て替えなんだろう。
と、思うこともあります。

予定は思わぬ障害もありすでに少し遅れ気味。
ゴールまでが長い。

新築も年月経てば全てこんな問題を抱える。
建てれば、建てるだけ今後も老朽化問題が増え続けていくんだろうなと思います。
現在所有者の4/5の賛成があれば建て替えられることになってますが、それを3/4にするという改定案も検討されているとか。
建て替え話はそれで進んでも、高齢者の問題もセットにしないと解決にはならないよねぇと実感を込めて思うのであります。