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梅と桜の間に [撮]

今日は初夏の様な陽気で上着要らず。
お昼休みにちょっと新宿御苑を覗いてきました(年パスのありがたさ)

梅のピークが終わり、桜はまだ。
その間に、樹齢200年超というハクモクレン(白木蓮)が満開でした。
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新宿門を入ってすぐに目に飛び込んでくるこの木はそれは見事な巨木なのですが、
満開の花の時期が意外に短く、正にピークにお目にかかれた時は本当にラッキーな気がします。
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そして、その木と同じエリアにある。こちらも目を引きます。
まるで垂れ簪の様です。咲きっぷりがお見事。
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キブシ?(違うかな。『垂れ簪に似た植物』で検索してみたのだけどw)
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***
余談:
ちょっと検索中に見つけた戦争中のお話。
東京大空襲の時、たくさんの人が御苑に逃げてきたが守衛は中に入れず、
その理由を「陛下の芋が植えてある」(当時は皇室の苑でしたからね)と答えたため、それを聞いた民衆は怒り、門を打ち壊そうとしたため結局開門されたそうで。

東京大空襲って3月10日でしたよね。ちょうど今頃。
その時もきっとこのハクモクレンは咲いていたのだなと。

なんだか時空を越えて、夜空の中のハクモクレンが目に浮かんだ様な気がしました。

***
そういえば、十数年前の東日本大震災の時、本震の後も大き目な余震が何度も繰り返し起こり、
急な事で、職場はそれぞれ皆バラバラな行動をとっていました。
電車は全て運転見合わせとなったけれど、コートを着てすぐ帰る人あり、様子をみて職場にとどまる人あり。
そんな中、「新宿御苑に行ってみたけど、たくさん人が集まっていたけれど、中に入れなかった」と、帰ってきた男性がいたなぁ。
その時、「あれ?広域避難場所じゃないの?」と、不思議に思った覚えがあります。

あの時火事が起こらなかったから良かったけれど、例えばあの地震で建物が倒れたり、火事が起こっていればそれこそ数十万単位の人が避難してきてもおかしくない場所。

して、新宿御苑の見解は?と調べてみると
「新宿御苑においては、3.11の地震発生から45分後の15時半時点で園内の避難者数は約1万人となりました。」という記述があった。
それは園内にその時いた人数なのか、避難してきた人を含めての人数なのか、そこのあたりの記載はない。

後者だとすると、そこに避難しにいって入れず、戻ってきた職場の人の話となんだか合わないな。
実際どうだったんでしょう?

言えることはただ一つ。
国民がピンチの時は責任云々ではなく、門はまず解放されるべき場所でしょう。(普段は有料だけど当然無料で)
特に災害時。

東日本大震災も3月。
3月11日。
色々なことが思い出される月ですね。
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