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夜空を感じる [聴]

川口リリア音楽ホールで聴く日本の歌シリーズ9回目。
今回は「彦星に恋はまさりぬ天の河」と言うテーマ。

出演者は1回目からずっと
声楽家の田代万里生さん (テノール)、加耒 徹 さん(バリトン)、坂下忠弘さん (バリトン)の3名。
そしていろんな幅広いジャンルを華麗に弾きこなす、伴奏の御邊典一さん(ピアノ)←出演8回目
そしてゲストは尺八の藤原道山さん。

歌う出演者3名のほのぼのとした雰囲気や会話が楽しい。
歌う曲も本当に幅広く、ノンマイクの歌が耳に心地よく響く。
毎回本当に楽しみです。

今回は七夕の夜空を思い浮かべるようなそんな選曲(いや、ちょっと雪を感じる曲もあったけれど。それもまた良し)

ゲストの道山さんの尺八の生音がすごかった。
尺八は首振り3年と聞いたことがあるけれど、風をブワンと吹き込み首の振りでビブラート。
ものすごく奥深く、幅広い表現のできる楽器なのだと目から鱗。
さらに笙も吹かれたのですが、
17本の竹が合わさるこの楽器。天上の響きでした。
(パイプオルガン+ハーモニカ)÷2という説明ではわかりにくいかしら。わかりにくいね。うん。
竹の根元はカシラと呼ばれるそうで、その中にリードがあるそうで、吸っても吹いても音が出る楽器なのだそう。
なんていうか、どんな楽器の音とも違う。別世界の音でした。
包み込むような吹き方も独特ですね。
温めないと音が出ないそうで、置くときは温める専用道具へ。扱いも難しい楽器であることを知りました。
IMG_1677.JPG
***
順調に押してW
20分ほど押したかなw
でも、本当に良い時間でした。

会場は来年から約2年の改修に入り休館となるらしい。
本当に綺麗で可愛らしい音楽ホール。
パイプオルガンを中心に両側に立つ柱がなんだかエリンギみたいで可愛いのです(語彙力...)
その世界観にすっぽりはまれるちょうど良い大きさ。

今から再開が待ち遠しい。
というか、休館になる前にもう1回企画して欲しいですw
IMG_1681.jpg←お土産付(テーマにちなんで金平糖)
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