キングアーサー

ものすごく久しぶりのお友達たちと新宿でランチ。
その後、初台へ移動し、ミュージカル「キングアーサー」を観劇。

初日のチケットを持っていましたが中止だったので、今日が初見となりました。
歌い上げ系のとにかく難しい曲と、激しい殺陣、アクロバティックなダンスがたっぷりの作品でした。
それをこなすキャストの力がすごかった。力技の作品。

展開が早くて、時間経過や状況がよく分からないところがありましたが、
立場が人を作るというのかな？普通の青年アーサーが王として成長していく姿がきちんと描かれ、その過程を丁寧に演じている浦井健治さんと、
悪役ながら目力、そして抜群の歌唱力で半端ない存在感の騎士メレアガンとアーサーの異父姉モルガン（伊礼彼方さん、安蘭けいさん）のど迫力はさすがでした。

悩みながら進むアーサーと描き方が真逆な、邪悪チームの二人。
この邪悪チームは過去の因縁に囚われて情念メラメラだし、本当にやることは酷いのだけど、登場人物の中で一番理解出来る人物像となっていました。そのあたりはベテランの腕の見せ所ですね。

そして、ともすれば歌唱ショー、ダンスショーに見えてしまう舞台を、全てを包み込む様に抜群の歌唱力でストーリーとしてまとめるのは魔術師マーリンの石川禅さん。
彼の存在が物語として凸凹と落ち着かないところに安定感を与えていると感じました。

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歌の上手い方が揃い、ダンスの上手な方もたくさん出ている舞台で、
今回、私の一番お気に入りとなったのは、マーリンに仕える鹿さんと狼さんです！
この二人のダンスが本当にお見事で、なんだろう浮遊感？無重力感？
たたずみ方もそこだけ空気感が違う。人間じゃ無い感。

本当に異世界と現実の世界を行き来出来る存在の様な感じなのです。
https://twitter.com/i/status/1605835532562481157
↑このお稽古動画に鹿さんと狼さんのダンスシーンが映ってました。
静かに超難しいことをやっておりますね〜。鹿さん、狼さん！

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＜キャスト＞
アーサー：浦井健治
メレアガン：伊礼彼方
ランスロット：太田基裕
グィネヴィア：小南満佑子
ガウェイン：小林亮太
ケイ：東山光明
マーリン：石川禅
モルガン：安蘭けい

鹿：工藤広夢
狼：⻑澤風海