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エドワード・ゴーリー [観]

「エドワード・ゴーリーを巡る旅」展を観に渋谷区立松濤美術館に行ってまいりました。
本日最終日でした。滑り込み!
&激混み!

東急本店&Bunkamuraがクローズして初めてあの界隈に行きましたが、
あそこが渋谷のごちゃごゃした繁華街と高級住宅街の松濤を、屏風のようにうまく仕切っていたんだなぁと今更その存在の大きさを思う。
あそこにおっとりとした品の良いデパートと文化の殿堂という壁がなかったら、ああも近くに両立しなかったと思う。
オーチャードホールは残るとして、跡地はまたどこにでもあるようなオフィスタワーとなるのだろうか。
願わくば、センスというか、他とは違いを出してほしいものです。

そして、Bunkamuraミュージアムや映画館、ギャラリーやシアターコクーンは戻ってくるのかね?

と、かなり話が逸れました。
今日はエドワード・ゴーリーですよw

彼の作品を知ったのは、随分前。そう、偶然にも渋谷の本屋さんでした。(今はもう無い)
そこでたまたま手にした絵本がエドワード・ゴーリーの本でした。
内容は、誠に救いようのない話で、絵はなんとも個性的。
シニカルな世界観でありながら、でも妙に惹きつけられる。
そんな不思議な文章と絵でした。

黒いインクのペン画だから絵本の印刷とそう変わらないかもしれないという予想は見事に外れました。
原画はやはり違いました。
その精密さ、職人のような根気強さで描き込んでいたのであろうその線の複雑さ。
絵はとても小さいのですが、ものすごく丁寧に緻密な線で描かれておりました。

子供の時のドローイング(1930年代のもの)の展示もあったのですが、
やはり上手。そして明るい。(まさか大人になってあのダークな世界を描く人になるとは思えないほど)
ちなみに字も上手かった(手紙の展示もあった)

商業イラストもたくさん描いた方なのですが、そこに貼ったり修正の跡も見えて、
なんていうか「人」を感じました。

いや〜行ってよかったわ〜。
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***
帰り道、美術館の近くにあった米粉のチュロス屋さんで一休み。
熱々チュロスもコーヒーもとても美味しかったです。
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こちらのお店面白かった。
感熱紙カメラ(ボタンを押すと5秒後に自分の画像がレシート用紙に印刷されて出てくるのです)があって、1グループ3枚まで勝手に撮って良いのです。
でたレシートは壁に貼っても良いし、お持ち帰りもOK
たまたまその近くの席だったから気がついたけれど、違う席だったら気がつかないで終わっていたかもしれません。

今日から梅雨に入ったそうです。
しばらくは雨の日が続きますね。
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