ひさびさに観劇

仕事帰りにシアタークリエで「家族モドキ」を何の予備知識もなく観ました。
四人芝居。
こんなに歌える４人を集めてミュージカルでなくストレートなの！？（ささやくような子守唄はあり）
なんとも贅沢だなぁ〜と思いつつ観劇。

初めはコメディかと思ったら、最後でホロリ。
不器用で心優しい人たちのお話でした。

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派手さは全くないが、印象的なセットと小道具でした。
リビングダイニングからの和室の間取り。リビングの隅に書斎コーナー。その窓の外の緑。
和室に仏壇。冷蔵庫の横にゴミの分別の紙が貼ってあったり、台所にダンボールがあったりしてなんともリアル。

初めは一人暮らしの家。ダイニングの椅子に脱いだ服が掛けられていたり、リビングのソファーに読みかけの本が伏せられていたり、冷蔵庫の中には賞味期限切れの食品。
生活感ありありの雑然としていた家の中が、人が出入りするようになって、その人たちに整えられていく静かな変化も見逃せない。
ex. 台所の床に積まれた段ボールは次のシーンでは畳まれて紐で縛ってあり、そのまた次のシーンではなくなっているとかね。

細やかな小道具に目が釘付けになりました。
私はなぜか舞台の小道具の仏壇の中を凝視。（前方席だったもので）
お軸があるから浄土真宗か。あ。でも手前にお位牌と写真があるから違うか。浄土真宗ならお位牌はないものね〜
と、そのリアルがどこまでのものかいつになく追求w

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話戻って、
最後は見事な大岡裁き。お目当の山口さんはカッコ可愛くて、チャーミングなおじいちゃん役でした。（偏屈な人物として描かれていましたけれどねw)


脚本：田渕久美子
演出：山田和也
出演：山口祐一郎　浦井健治　大塚千弘　保坂知寿