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石田組2023/2024 アルバム発売記念ツアー [聴]

昨日(13日)は『石田組』のコンサートに行ってきました(サントリーホール/マチネ)
石田組の公演は、「音楽は美しく楽しいものだ」と、いつも感じさせてくれます。

極上の超美音のバイオリニスト石田泰尚さん(組長)を筆頭に、各分野や有名オケで活躍する組員たち(メンバーはその都度入れ替わりがあります)の演奏はその世界に没頭してしまうほど素晴らしく、
爆笑の組員紹介コーナーや
アンコールでの組長の仮装(今回は虫捕り網を持ち、虫カゴを斜めがけにし、さらにスイカ柄の巨大浮輪とともに登場)
観客を明るい笑顔にしてくれる本当に楽しい公演なのです。

<曲目>
1部
・ヴィヴァルディ:四季

2部
・グリーグ:二つの悲しき旋律
・C.M.シェーンベルク(松岡あさひ編曲):「レ・ミゼラブル」メドレー(プロローグ〜囚人の歌〜一日の終わり〜スターズ〜彼を帰して〜ワン デイ モア〜夢やぶれて〜オン マイ オウン〜民衆の歌)
・ヴァン・ヘイレン(松岡あさひ編曲):ドリームス
・クイーン(松岡あさひ編曲):ボヘミアン・ラプソディー
・キング・クリムゾン(近藤和明編曲):21世紀のスキッツォイド・マン

アンコール
ファリャ:恋は魔術師より火祭りの踊り
井上陽水:少年時代
ディープ・パール:紫の炎

<出演>
石田泰尚 佐久間聡一 塩田脩 ビルマン聡平 丹羽洋輔 田村昭博(vn)
須田祥子 生野正樹 加藤大輔(va)
西谷牧人 北口大輔 弘田徹(vc)
米長幸一(cb)
松岡あさひ(チェンバロ)

今回は初めて女性組員が参加。
この方(須田さん)のビオラがまた凄かった。さらにビオラ3人の息の合った音の寄り添い方が半端ない。
RCブロックという右斜め上からの席でその様子を見ると、
体の動きがそっくり!息合いすぎ!(同じ大学の先輩後輩にあたるらしく、同じ先生の指導を受けていたそう)
本当に今回のビオラチームのチームワークが素晴らしくて、深く印象に残りました。

ソロパートでは石田組長のバイオリンと須田さんのビオラの、まさに対決!
迫力はヘビ対マングース、ゴジラ対ガメラ(姿ではない)、
その音は音楽の天使とミューズの闘いって感じ。
それでいて融和して、迫力と繊細さのあるものすごく美しい音楽となっておりました。

曲目では2部の、10分近いそれ以上?のミュージカル「レ・ミゼラブル」のメドレーが素晴らしかった!
原曲の魅力を最大限に活かした松岡さんの編曲が光る。
その調べはまさに心情溢れる歌となっていて、
石田さんの美しいバイオリンが、ガブローシュの、コゼットの、エポニーヌの声となっておりました。(ガブの「ついて来いっ!」が聞こえるようでした)

レミゼは初めから終わりまで脳内上演出来るくらいたくさん観ておりますので
頭?いや、心の中でそのシーンが歌詞付きで被りながら流れましたよ(岩谷時子さんの訳詞でw)
聴いていて、その世界に自分が溶け込むような感覚。
素晴らしい演奏でした。

もう一度聴きたい!
と、17日の追加公演に行くことにしました。
が、プログラムも一部メンバーも違うようで...(あら)
でも、またそこには新たな感動が待っているような気がします!
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