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ポリシー [考]

シリーズものの小説を読んでます。
その中に、自分のルールとして職場ではくだけた格好をしないと決めている人物が出てきて、
急に高一の時の古典の先生を思い出す。

あだ名がおじいちゃんだったのだけど、当時高校生の息子さんがいたからそんな歳ではなかったんだろうなと今になって思う。
動きやすいようにジャージ姿、もしくはワイシャツにネクタイの先生が多い中
いつもきっちりとスーツを着込みネクタイを締める先生でした。
(しかもいつも趣味の良いネクタイは、奥さんのお手製だったと記憶。幅といい色柄といい、とても良いセンスでした。)

一度その理由を言ったことがあって、
「毎日授業があっても、生徒がそれを習うのは一生に一度だから」
一瞬それはつながりの無いことのように見えて、実は深いんだなと思ったのは後のこと。
一生に一度のことを教える時にきちんとした服装でというその裏に
決してルーティンワークにしないという教師の背骨を感じました。
くだけて表現すれば背筋ピーン!という感じかな。

教えることは仕事だから、息子さんに聞かれても教えないという謎のポリシーがあって
「『自分の学校の先生に聞きなさい』と言う」とも言っていたことを書きながら思い出しました。
えーそこは教えてあげようよ〜と思いましたけれどw

その姿勢に感化される人も多かったのか、高二で習った古典の先生は、なんと前述の先生の教え子でしたw(しかも担任だったそうな)
全然別タイプでしたけれどw
先生と受け持ちだった生徒が、時が経って別の高校で同職になるってどんな感じなんだろうなぁ。
先生とすればちょっと嬉しいことかな。

と、小説の一節からいろいろ思い出した夜でした。

職場の服装、自分はどうだろうと振り返った時。
かーなーりくだけた格好ですw
ほぼ普段着。

以前は仕事着と普段着を分けていたはず。
人間楽な方に楽な方に流れていきますね。
これをきっかけにちょっと戻さねば。
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