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日比谷野音100周年 [聴]

エレファントカシマシの「祝・日比谷野音 100周年 日比谷野外大音楽堂 concert 2023」に行ってきました。

日比谷野音は100周年。
老朽化が進み近々建て替えるらしい。(現在は3代目)
現在の野音で聴くのはきっと最後になるでしょう。

私の初野音は20代の頃(思い起こし中)
あの時のバンドは、確か「スターダスト☆レビュー」だったかなぁ。
屋外は夜になると想像以上に冷えてくる。
途中から、冷えてお腹が痛くなってきて、腹痛との闘いだった。
空に広がるような伸びやかな歌声の中、私は脂汗を流していた。
危なかったなあれは。うんうん。(過去の思い出はフィルターがかかり綺麗)

と、いうわけで、屋外の時はかなり用心するようになりました。人間、経験は大事だね。
快適な気温だったけれど、厚目のジーンズに、上は長袖2枚重ね。
降水確率0パーセントだったけれど、朝から曇りでどんより。これは雨が降ってもおかしくない。
傘はさせないので、カッパを持っていかなくては! 
このためではないけれど最近ワークマンで買ったレインジャケットがあり、コンパクトではないが、役立ちそうなので持っていく(大正解)

16時の開場時間あたりから、断続的に細かい雨がずっと降っておりました。
持っていった上着をいそいそと重ねる。水弾き完璧。フードの先が少ししっかりしているので、そのひさしが雨よけ状態となり視界もバッチリ。
もう少し丈が長ければ、座った時に膝下もカバー出来て良いかもと思ったけれど、
1曲めから総立ちでアンコールが終わるまで3時間弱ほぼ立ちっぱなし、
席に座ったのは途中2回数分間、メンバーが袖に戻った時のみという感じ。
ゆえに丈についても結局無問題でした。
IMG_5790.jpg
いや、本当に最高のライブでした。
曲に集中してMCはほぼ無し。
その声はだんだんと艶を増して、全開。
そのエネルギーを全身に浴びて、こちらもエネルギーがチャージされるような。不思議な感覚でした。
新曲も染みた。
自ら「唯一のヒット曲」と言って歌った曲は(いや、たくさんあるでしょ)なんだか王手をかけられた気分になった、こちらは完敗だ。
控えめに言っても、とても控えめ〜〜に言っても、最高でした。

宮本さんの声の破壊力もすごいし、メンバーも全員素晴らしく、またカッコよかった。
中学でたまたま出会った学校の友達が生涯の友となり、苦楽を共にする運命共同体になるってすごいことだと思う。
全員とてもいい感じに歳を重ねて来ている。これからもずっとこの関係で歩んでいくんだろうなぁ。なんだか羨ましいし、自分も友とはそうありたいと思う。

エレカシはデビュー35周年。野音33回目。
野音は100周年。
おめでとう!

10年後も、20年後も聞かせて欲しいと思います。

かくして、野音といえば腹痛の思い出から、
野音といえば小雨の中の熱いエレカシ30曲に上書きされました。
人間、ちょっとだけアクシデントがあった方が印象深く、長く記憶に残るものです。

***
余談:日比谷公園は第2花壇辺りが現在大掛かりな改修作業中でした。
景色もどんどん変化していくのかな。

建て替え後、野音はバリアフリーになるらしい。前方には屋根も作られるそうだし。
それならお婆ちゃんになっても安心だわ(行く気でいる)
今現在の野音はなだらかなすり鉢状態で、意外に舞台に近くて、とても見やすい。
その見易さは保って欲しいなと願っています。

***
MEMO:
出演:エレカシ(宮本浩次さん、石森敏行さん、高緑成治さん、冨永義之さん) + 細海魚さん(キーボード)
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