SSブログ

数穂 [感]

茶道具の中で間違いなく消耗品なのは茶筅でしょう。
母が使っていた80本立ての茶筅を使っていましたが、穂先が折れてきたので
買っておいた新しい数穂(70本立ての茶筅)を下ろしました。

使い始めなので、下ろし方をまずは検索。
水を入れた茶碗でシャカシャカ→お湯を入れた茶碗でシャカシャカ。
カールが伸びて、新品だけにある真ん中の芸術的に捻られた合わさり部分が解けてふっくらしました。
なるほどこれで準備万端。
ついでながら新しい抹茶を開封。あら。やはり色が綺麗ね。ふむふむ。

そしてお茶のお供はお菓子ですよ。
お友達に先日頂いた栗蒸し羊羹。羊羹部分にも栗が練りこまれていて、
噛むごとに口に広がる栗の風味、その美味さ格別。
IMG_6239.jpg
美味しいと人は息が漏れますねw

***
追記:
18時過ぎになって、ゴロゴロ音とともに突然の豪雨。えーー!
19時から始まる町内の会議に出かけなければならない時間が迫る。
通り雨なら間も無く止むはずと思ったけれど、
こういう時に限って、なかなか止まないものなのよね〜結局大きめの傘で出発。
さらに珍しく会議2時間超え。

毎回なのですが、人が発言している時に前の席の人の私語は多いし、隣の席の人は資料見るふりしてスマホいじってるし(席は固定)
注意すべきか、出席しているだけマシと思って流すか、モンモン。なかなかキツイ時間ですわ〜
nice!(0) 
共通テーマ:日記・雑感

インバウンドを考える [考]

まず、外国からの旅行客は歓迎したい。
とは思うのですが、その行いに閉口する事がありました。

先日(18日)、東京国立博物館に行った折に、日本庭園に寄りました(あるんですよ本館の裏側に)。
庭園の一般公開は以前は春と秋の決められた期間だけだったのですが、今は少々違う様です。

池を中心に茶室など5棟が移築されておりまして、そこは博物館ですから、それぞれかなり由緒があるものです。
茶室はお茶会や句会に貸し出しも行っている様です。(これは以前から。でも、多分大切に扱うという前提でしょう)

池が目の前に広がるところにも風情のあるたたずまいの小さな茶室があるのですが、
その前に立って池を眺めていますと、後ろでガタガタと音がして振り返ると、
女性外国人が茶室の横側にある躙口の戸を塞ぐ板を外そうとしている(フック状の鍵あり)
そこからは中が見えないと諦めたらしく、フックを元に戻していたので、一安心していたら
次は違う方向にある扉をこれまたガタガタとさせて開けようとしていていてびっくり!
どうしても中が見たかったのかもしれませんが、いや、普通戸が閉まっているならば入れないものと察して、開けようとしないでしょ。

多分『茶室』という存在やその建物の歴史的な『価値観』、侘び寂びの『文化』を理解していなかったのかもしれない。
外国の方から見たら、朽ち果てた小屋みたいに見えるかもしれませんが、それ、歴史的建造物ですから!手荒な真似してほしくないなぁ〜
ちなみに、調べたところ、その茶室は1600年代のもの(小堀遠州が寛永年間に建てたもの)でした。
その国が大事にしてきたものは、気をつけてほしいなと思いました。

博物館側もももっと各国語で諸注意を書くべきですね。
日本庭園に入れるルートは1箇所だけなのでその入り口にでも。

***
そして、一昨日(19日)の新宿御苑ですよ。
天気が良かったのでお外ランチを楽しんでおりますと。
離れたベンチから男性外国人が立ち上がって何処かへ。
ベンチに残されたのは中身の入ったペットボトル。

ちょっと席を外すけれど、このベンチキープねの意味かと思えば、
いつまで経っても帰ってこない。つまりそこに捨てていったという事。
そこに置き去りということは、誰かがそれを始末しなけれなならないということ。
園内にはちゃんと分別できるゴミ箱が設置されてますから、持ち帰らないならゴミ箱に捨ててくれ〜と、思いました。

でも、ゴミの置き去りは外国人に限らず、日本人にもいますので、お互いに気をつけようという感じですけれど。

大歓迎したくなる様な、マナーの良い旅行客ばかりだと良いのになぁ。と思った二日間の間の出来事でした。

***
人の振り見て我が振り直せ。
私も日本特有の美意識「侘び寂び」をきちんと理解しておこう。

「侘び」:慎ましく質素なものにこそ趣があると感じる心。
「寂び」:時間の経過によって表れる美しさ。
だそうです。
nice!(0) 
共通テーマ:旅行

求刑 [考]

昨日。両親の自殺を手助けした罪で猿之助被告に3年の実刑求刑。
初公判。
これから争っての判決になるし、判決に不服があれば控訴も出来るだろうからだろうから、結局、執行猶予4〜5年くらいになるのでは?
と、勝手に予想している。

初公判から時間が経って、その内容が詳しく伝えられはじめ、
検察側の供述調書で本人が歌舞伎界に復帰を望んでいることが明かされる。
そうなんだろうな。産まれた時から、ずっとその世界に生きてきたんだろうから。そう思うんだろうなとは思う。
が、この段階で復帰の話は早すぎる気がしてならない。

掌中の珠であったのであろう一人息子を一人で逝かせないと心中を決意したご両親。
一緒に逝く事が息子を悩ます世界から救う事だと思ってしまったのかと思うと切ない。
その両親に薬を飲みやすいように砕いて水に溶かして飲ませたところまでは、まだ、ダメだけど、まだ、その心情は少し理解できるような気がする。しかし、その先の事実。
母親の足が冷たくなったのを確認してビニール袋を頭に被せたというのは、どうもダメだ。
それは、やはり殺人に近いのではないのか。
自ら死を選び、自分で薬を飲んだ。までは百歩譲って理解はできても、そこにとどめを刺したらそれはもう全く違う。

猿之助氏出演の舞台は、機会があって何度も観ている。
確かに、立役も女形も両方出来て、器用で、才能溢れる人物だと思う。
ドラマの演技では圧が強めな印象だが、本舞台ではその圧が丁度いい。抜群の安定感と存在感がある。

が、そこのところ(=とどめ)が腑に落ちない限り、復帰しても、私は前の様に観ることは出来ないだろう。

二人も命が失われたのに...。
本人の気持ちの切り替えが早いのについていけないという感じと言えばいいかな。
nice!(0) 
共通テーマ:芸能