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彼岸の入り [行]

今日は彼岸の入り。
お墓参りに行ってきました。

霊園入口というバス停があるのですが、
実際、そのバス停から霊園までは離れていて、2キロ近く歩くのですが
お彼岸とお盆には霊園の中まで隣時バスが出るのです。

検索すると3月17日(日)と20日(水)に臨時バスが運行とありまして、
そのバスに間に合うように家を出て、電車に乗って2駅。花を買い、駅前から出るバス停を探すと
あれ?臨時バスは20日(水)のみになっている!

ガーン

日にちと曜日からして今年のものと思った時刻表は以前の年のものだったらしい。
うわ〜ん。
しかし、ここまで来たら行くしかない。

霊園入口のバス停を通る路線バスに乗り揺られること15〜20分。
さらに全く入口とは思えない遠いバス停からテクテクと歩くこと約15分。
この霊園。実にお墓が2万基。
めちゃくちゃ大きいのです。
さらに入口から家のお墓までは10〜15分くらいはかかるかなぁ。
というわけで、ほとんどの人は車で自分の家の墓の近くまで乗り付ける感じです。

私の場合徒歩ですからね。結構ハイキングに近いですね。これ。
とりあえず、正門前の石材店(ここでお墓を建ててもらった)お線香を買い。
今日は尋ねることがあって正門近くの事務所に行きました。

23年前に旅立った小学校の時の同級生が、多分彼女が望んだことなのでしょう実家のお墓に入って、そのお墓はうちのお墓と同じ霊園ということは知っていたのですが、お墓の番号を知る機会がありませんでした。
その墓地の番号を最近になって同級生のお母さんから聞くことが出来たのです。
が、その番号、なんかうちのお墓の番号と比べて桁が足りない。
ブロックによって振り方が違うのかな?と、思ったけれど、これはまず確かめてからが良いと思ったのです。

霊園事務所の方はものすごく親切で、
この桁の足りない番号をまず彼女の旧姓から探してくれたり、
実家の住所から探してくれたり(同じ町内で200基がヒットし、そこから探すのは無理でした)、命日から(23年前の3月としかわからない)探してくれたり、結婚後の姓(頭の漢字しか覚えてなかった私)から探してくれたり、いろいろ検索をかけてくれました。
結局結婚後の頭の漢字の後ろにアスタリスクをつけさらに名前をつけ検索してくれてやっとヒット!

同級生の名前はものすごく印象的な漢字を使った名前で
生まれた時、大ピンチでたくさんの人の輸血で命が助かったので、そのことを忘れないようにとつけられた名前だということを子供の時に聞いていたので名前の漢字は忘れようがなかった。
そして珍しい漢字の名前だからこそ見つかった!

お墓は2万基だけど、そこに眠っている人は倍以上でしょうから。
膨大な数でしょう。よくぞ探してくれました。
係員さん万歳!パソコン万歳!

お墓の番地も命日も結婚後の名前もここではっきりわかったのでメモメモ。
お墓の地図もいただいて、行き方も丁寧に説明してもらい、万全(のはず)。

まずは自分の家のお墓へ。
すると前のお花がカリカリに枯れて残ってました。コロナ禍で全然来てなかったのに残っているなんて、えーそんなことあるのかねぇ。
風が強すぎて線香は火が点けられず(残念!)

久しぶりに来たよ。今度引越しするよと報告。

じゃ、今度は友達のお墓に寄ってくるからね。
と言って次は同級生のお墓へ。
この距離も相当な移動距離でしたw
広いんだもん。

同級生のお墓は緑の芝生と綺麗な植栽に囲まれた素敵な区画に有りました。
彼女にぴったりだなぁと感じました。
そこでハッとしました。そのお墓に残るカリカリに枯れたお花。
このお花の組み合わせ。さっきうちのお墓にあったのと同じだ!
彼女のお母さんとお墓の住所を電話で教えあった後、彼女のお母さんかお兄さんがうちのお墓も参ってくれていたんだ。
綺麗に形が残っていることを考えると供えられてから数週間ということろでしょうか。
ありがたい話だわ。身内が全然行かないのに(反省)

墓石の後ろに刻まれた彼女の戒名を確認。
あ〜そうだった。なんと人柄溢れる素敵な戒名だろう。
お隣の戒名はお父様かなぁ。これまた愛情深い良い戒名だなぁ。

同級生の家のお墓にお花を供えました。
絵に例えれば光溢れる水彩画の様な印象の彼女ですから、菊とか全然似合わないと思い洋花を持参しました。
お花をアーチ状にお供えして「いい感じじゃない?」と自画自賛w
またしても風が強くてお線香に火が点かず。すまん。

久しぶりだねってちょっと一人で語らって
また来るねと後にしました。

多分現代は墓石に◯◯家と彫らずに
「心」とか「ありがとう」とか違う言葉を彫る傾向にあると思うんですが、
今回は◯◯家(彼女の旧姓=実家の名前)で助かりましたよ。
番地があったとしても、地図があったとしても、なんと言っても似たような墓だらけ。
結構探すのが大変でして、
他の家のお墓をお参りする人(私ですが)にとっては家の名前が彫ってあるということは大きな手がかりで、なんと言っても見つけやすかったですもの。

一度行ったから次回からは大丈夫!

この霊園は桜の名所なのですが、今は全然まだ咲いてなくて(3月下旬だわねきっと)。
でも今は白木蓮がとても綺麗に咲いておりました。
IMG_2491.jpg
***
最近は「えー!」というようなことがあっても、それを上回る「よかった!」という展開が待っていることが多いように思う。
なんて言えばいいかな、厄を落として運を拾うみたいな感じ。

それはきっと良いことだと思う。
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