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ハシゴ [観]

「THE PARTY in PARCO劇場」→「第29回 日生劇場舞台フォーラム 2022」のハシゴ。

まずは渋谷へ。
開場前にお昼を食べようとPARCO前で友人と待ち合わせをしておりまして向かう途中
消防車がサイレンを鳴らしながら横を追い抜かしていく。
「火事?」と、思いながら歩を進めれば目的地が同じ渋谷PARCO!

え?

続々と消防車両大集合&パトカー出動。
全館避難の放送が外にも響く。
あの消防車の目的地=私の目的地だったのかーい。

火や煙は見えないけれど、これはご飯食べるどころじゃない。
と、建物から離れて手前にあった無印良品のカフェへ入り、そこに居ると友人に連絡をしてそこでご飯。

幸い地下で白煙が上がったものの大事には至らなかったようで、13時になってから館内へ入れることとなりました。
劇場の方は13時開演が13時半へと変更に。
とりあえず、被害も怪我人もなくてよかったです。

観に行った演目「THE PARTY in PARCO劇場 ~VARIETY SHOW & MY FAVORITE SONGS~」は、
咲妃みゆさんと小林遼介さんをホストに、一幕はコメディ仕立ての歌と芝居、 二幕は日替わりキャストのお気に入りの名曲とトークで綴るバラエティーショー。
ここでしか聞けない曲たっぷりで、充実の内容でした。
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特に良かったのが石川禅さんのミュージカル「エリザベート」からの「私だけに」。
本編では絶対観られない(なぜなら皇后エリザベートが歌う歌だから)と言うだけでなく、
この「歌」の掘り下げ方が半端ないのです。
まるで一つの舞台を観ているようでした。
そしてこの曲、こんなに多面的な感情を織り上げた曲だったんだ!と改めて気づかされました。
一節、一節、すごく解釈して内側に落とし込んでから歌っていてるので、感情の入り方と説得力が全然違うと言うのかな。

あと、ゲストのトークが自由すぎて、毎日あんな感じだと大変でしょうねwww
そこを咲妃さんがふんわりと可愛らしく応じ、小林さんがソフトかつしっかり軌道修正しつつ進行していたのが印象的でした。

最初はボヤ騒ぎで、思いがけない事態にドキドキでしたが、帰りはそれをすっかり忘れられたくらいに楽しい時間でした。

<構成・演出>
寺﨑秀臣
<出 演 >
日替わりキャスト:石川禅、加藤和樹、宮原浩暢(LE VELVETS)
通しキャスト:咲妃みゆ 小林遼介

この回で久しぶりに観劇友達(同担というべきか?)6人と会えたのも良かった。
挨拶と立ち話程度でしたがね。

以前はみんなで忘年会だ、新年会だ、打ち上げだと十数人で集っていたけれど、コロナ禍ですっかり集まる機会もないままでした。
元気な顔が見られて良かったです。

まーまだコロナ終わってないので以前の状態に戻るのは先になるのかなぁ。

***
友人一人とお茶した後、地下鉄で向かったのは日比谷の日生劇場。
3年ぶりに有人開催される「第29回 日生劇場舞台フォーラム 2022」へ。
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今回の内容はオペラ『ランメルモールのルチア』のプランナーをパネリストに迎え、実際の舞台装置や衣装、照明を使って、演出、美術、衣裳、照明の各視点からその意図等の解説でした。
パネリスト: 演出:田尾下 哲、美術:松生 紘子、照明:稲葉 直人、衣裳:萩野 緑、進行:日生劇場技術部

各スペシャリストのそのこだわりの数々を聞いていて
舞台って演出、美術、照明、衣装、どれひとつ欠けることができないチームで作り上げるものなんだなと感じました。
アーカイブがYoutubeで見られますが、その演目が行われる会場で本人たちを目の前にして聴くのはまた格別な感じです。

コロナ感染対策で、今回はバックヤードツアーが無かったのは残念でした。
日生の舞台に立つってなかなか出来ない経験ですので、ぜひ次回は再開して欲しいです。
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充実の一日でしたが、今日はちょっと疲れたかな(歳だね)
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