キングアーサー（リピート）

「Wキャストも全然違ってそこがまた良い」と聞いたので、メレアガンとランスロットが前回と違う組み合わせの回のチケットを追加購入。

確かにもう一方とは全然違うアプローチでした。
同じセリフ、同じ動きのはずなのに発するもの、伝わるものが全然違って面白かった。
作品としての印象も変わる。そこがWキャストの面白さだと思う。

今回は２階最後列ながらセンターで、舞台の奥行き、板上や劇場内両サイドの壁やたまに客席床まで使った美しい照明と映像に魅入られた。
舞台装置はシンプルだけれど、上や左右まで複雑に絡んだ感じに作られていたとは１階席で観た時にはわからなかった。こんなに美しい舞台だったんだ。とその美術と世界観に感心しました。

そして、今回全体を見る事が出来て気づいたアンサンブルさんのダンスの思ってた以上に高度なこと。
それはもうほぼアクロバット。
あの高さから回転して落ちる？
滞空時間長っ！
筋違えないか心配になる程の激しさです。

生の舞台。一度として同じものはない。
進化しながら、掘り下げ方が深くなっていく。
この作品。最後にどう化けるのでしょうね。その変化が楽しみです。
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＜出演＞
アーサー：浦井健治
メレアガン：加藤和樹
ランスロット：平間壮一
グィネヴィア：小南満佑子（休演）→宮澤佐江
ガウェイン：小林亮太
ケイ：東山光明
マーリン：石川禅
モルガン：安蘭けい

鹿：工藤広夢
狼：⻑澤風海

アンサンブル：碓井菜央、加賀谷真聡、当銀大輔、大場陽介、⻑澤仙明、半山ゆきの、新井智貴、 大井新生、岡田治己、加藤さや香、加藤翔多郎、鹿糠友和、鈴木百花、高島洋樹、 高橋伊久磨、高橋慈生、田口恵那、東間一貴、内木克洋、⻑嶋拓也、永松樹、⻄尾真由子、 花岡麻里名、藤本真凜、MAOTO、松平和希

＜スタッフ＞
日本版台本・演出：オ・ルピナ、翻訳・訳詞：高橋亜子、音楽監督：竹内聡、振付：KAORIalive、美術：二村周作、照明：高見和義、音響：山本浩一、映像：上田大樹、衣裳：前田文子、ヘアメイク：宮内宏明、擬闘：栗原直樹、エレクトロニックミュージックデザイン：ヒロ・イイダ、歌唱指導：やまぐちあきこ、舞台監督：徳永泰子、宣伝デザイン：山下浩介

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余談：幕間。２幕開始間近。
前の列の方がその前の列の人を激しい口調で叱責。
「ルールが守れないなら来ないでください！私もお金払って観にきてるんです！」
その剣幕に周りの人は凍りつきました。

ルールを知らない人もいます。または何かの事情があるのかもしれません。
スマートな方法としては人を挟む。近くの劇場スタッフに相談し劇場サイドの人から話してもらうのが良いと思います。

否応もなく突如怒りの炎メラメラ状態を見せられた周りの人の動揺も考えてほしい。
きっとそうなる原因や言い分はあるのだろうけれど、かなり怖かった。
楽しい気分が吹き飛びましたよ。