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四月大歌舞伎 [観]

本日は、夜の部を観に歌舞伎座へ。
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仁左衛門さんと玉三郎さんの匂い立つような芝居を堪能。
指先までも語るような行き届いた芝居。

あまりの息のぴったりさに、お互い合わせるその眼差しに、動きの美しさに、何よりその存在感と芸に。
これを生で観られる幸せをヒシヒシと感じました。
この二人の組み合わせは、まさに奇跡でありました。

仁左衛門さんのニヒルで、チャーミングで、粋で、男の色気と、悪役演じても憎めない可愛らしさって一体何なの?
髪結いの残したカミソリの刃を研ぐ時の水をかけて砥石にかけるその仕草だけで、そこに水が見えた。巧すぎる。
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そして80代と聞いて、驚きました。
こんなに年齢を感じさせない80代っている?
怖い、怖い。
怖いくらいにすごい舞台でありました。

***
余談1:歌舞伎座のお楽しみ。3階のめでたい焼き(お腹の中にピンクと白の白玉入り)は開演前は限定30個となり、前回は残念ながら売り切れ。
今回は開場とともに目指したので、無事ゲット。
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一つ、400円となっていて、物価の値上がりをヒシヒシと感じました。

一幕見には外国のお客さんがズラリ。
席での飲食も大向こうも復活。コロナ禍の名残はエレベータの定員くらいかな(四隅に四人)

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余談2:観劇前に、歌舞伎座近くのお雑煮専門店へ行きました。
つきたてのお餅がウリ。
確かに美味しい。
私は焼き餅、鶏出汁、具は鶏肉、かまぼこ、三つ葉、ゆずの関東風の定番で。
出し汁が絶妙の味加減で、美味しかったなぁ。

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余談3:午前中は引越し荷物を作っていました。
ダンボールはだんだんと積み重なるのに、一向に荷物が減らないって、どういうこと?

遠い目。
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1. 四世鶴屋南北 作、渥美清太郎 改訂
「於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)」
土手のお六、鬼門の喜兵衛

土手のお六:玉三郎
山家屋清兵衛:錦之助
髪結亀吉:中村福之助
庵崎久作:橘太郎
油屋太郎七:彦三郎
鬼門の喜兵衛:仁左衛門

2、「神田祭(かんだまつり)」
鳶頭:仁左衛門
芸者:玉三郎

3、九條武子 作
「四季(しき)」
春「紙雛」、夏「魂まつり」、秋「砧」、冬「木枯」
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